現在セブ島では新型コロナウイルス感染の拡大を抑えるため、様々な規制があります。
3月16日からセブ市内は8pm~5amまで外出禁止、私の住んでいるマクタン島ラプラプ市など他の自治体は10pm~5amまで外出禁止となりました。
3月22日からさらに規制が厳しくなり、学生と65歳以上のシニアの方は、“24-hours curfew”という24時間の外出禁止令が出されています。私も学生ですので家に引きこもり状態です。
そして一昨日新しくアナウンスされたのが、
3月29日からさらに規制が厳しくなりラプラプ市では全員を対象に外出禁止令が出されました。またラプラプ市外に住んでいる人は、マクタン島への立ち入りも原則禁止となります。
スーパーマーケット、薬局、病院、ガソリンスタンドを除いた全てのお店や工場も閉鎖されます。3月14日から全ての学校が休校となり、当時は28日までとされていましたが29日からまた休校にするよう指示が出ました。
24時間の外出禁止令が全員を対象に出されたため、外を出歩いて警察に捕まってる人も出ています。フィリピンは緩いイメージがありましたが今回はかなり厳しく取り締まっています。それに比べ、日本ではまだ規制が緩くお花見や友達同士で外出している投稿も多く見かけます。海外にいる人達からの反応も、心配の声と、どうしてそんな呑気でいられるのかと疑問の意見をよく目にします。既に大きなダメージですが、目先の問題だけを気にしていては、感染がもっと広まってしまったらもっと大きいダメージになってしまいます。これからさらに厳しくなっていくのかもしれませんが、手遅れになる前に今できる対策、外出自粛など一人一人がもう少し危機感を持って行動するべきだと思いました。
外出する人は目的地と理由などを聞かれ、重要な用事でないと判断された場合は警察署に連れて行かれる人もいます。29日からはさらに厳しくなると思われます。
スーパーや病院や薬局などで働いている人、生活必需品の買い出しと緊急の用事以外は外出禁止となるため、公共の乗り物もタクシー含め全て禁止となります。働いてる人で自家用車がない人は政府から乗り物が用意されるそうです。営業時間も短縮され、かなり徹底しています。
現在、セブパシフィック航空は3月15日から4月14日まで、フィリピン航空も3月21日から4月14日までの定期便の欠航を発表しています。現在は外国人のフィリピン入国が実質不可となっています。フィリピン国内でも他の島からセブへの立ち入りは出来ません。
休校に伴い、オンライン授業や試験が行われているところもありますが、フィリピンは他国のようにインターネット接続が良くないので、通信出来ないという事も度々あります。その為、いくつかの教科はオンライン試験が実施されましたが、まだ今学期の最終試験が終わっていない科目もあります。
私はみんなより早めに試験を受けていたため、ほとんどの教科は問題ありませんが実技試験のものはコロナが落ち着くまで出来ません。卒業後のインターンの予定などもすべて未定です。
3月末に予定されていた卒業式も延期(日程は未定)となり両親も来てくれるはずでしたがどちらも予定がなくなってしまいました。
ロックダウンが発表されスーパーでも人数制限があるため行列が出来ていました。私も必要な食料などを買うため5日ぶりに外へ出て買い物へ行ったのですが、列の真ん中から撮りましたがこれの倍近くの人が並んでおり、買うまでに約2時間半かかりました。
フィリピンではトイレットペーパーを使う習慣があまりないためペーパーの売り切れはありませんが、アルコールやマスクはどこのお店も売り切れの状態です。
仕事がなくなりお金がなくなってしまうと、その日をギリギリで生活してる人も多くいるため、空腹や別の病気、強盗など別の問題も増えてきそうですが、ウイルス感染が拡大してしまってはさらに大きな問題になってしまうので、今はコロナウイルスを防ぐためにこの対処法が最善策なのだと思います。
世界中でたくさんの影響が出ている新型コロナウイルス、いつまで続くのかわからない状態で、精神的ストレスを抱える人も増えてくると思いますが、正しい情報を得て、パニックになったり焦らず行動していきましょう。
私もフィリピンで一人暮らし、時々気分が落ちてしまうこともありますが、今だからこそ出来ることをして、家で身体もしっかり休めたいと思います。