皆さんは「留学してみたいな」「英語を話せるようになりたいな」と考えたことはありますか?
近年は日本企業も海外進出をどんどん進めており、海外出張や海外赴任なども珍しいことではなくなってきています。
そして学生時代のうちに語学力の向上を目指すために海外留学を考える人も少なくありません。
今の時代、留学に行く理由や留学スタイルは人それぞれであります。
就職活動に生かすため、語学力をつけたいため、海外に友達を作りたいため、など様々な理由や目的で留学に行かれていますが、せっかくお金と時間を使って日本を飛び出し海外留学をしても留学した全員が「留学して良かった」「留学して得をした」という結果を得ているわけではありません。
実は留学には向いている人と不向きな人のタイプがあるのです。
留学を実施する前に自分は留学に向いているか、向いていないかを見極めて決断することが大切です。
そこで今回は「あなたが留学に向いているか向いていないか解説します」と題して
✅留学には向き不向きがあるってホント
✅留学に向いている人
✅留学に向いていない人
✅留学の向き不向きはあなた次第
をテーマに記事をまとめました。
留学を考えている学生さんや社会人などご興味のある方は是非読んでみてくださいね。
目次
留学には向き不向きがあるってホント
結論から言うと留学には向き不向きがあるのは本当です。
留学を経験して得たものや得た事がたくさんあり、自分が成長できた実感があった方は成功→留学に向いていたと言えるでしょう。
反対に留学を経験したにも関わらず何も得ることが出来ず、お金と時間を無駄にしてしまったと感じた場合は失敗→留学には不向きだったと言えます。
それぞれ、どんな違いがあるのか見ていきましょう。
留学に向かない人
留学に向かない人は次のようなタイプです。
①目標や目的が明確じゃなくきちんと定まっていない人 ②留学に行くだけで英語は身に付くと勘違いしている人 ③「真面目過ぎる」且つ「内気過ぎる」人 |
一つずつ詳しく解説します。
①目標や目的が明確でなくきちんと定まっていない人
日本を出て海外で生活を始めると今までの生活とは一変します。
文化や習慣の違い、食文化の違いなど、日本で生活していたのとはまるで違う世界が待っています。
そしてそれが自分にとって辛いことであったり、腹立たしいことであったり、悲しいことであったりもします。
ですが、それを頑張って乗り越え留学生活を送っていくには自分の中での留学の目標や目的が明確でなければ耐えうることができません。
逆にその目的や目標が明確で定まった人だけが留学先で頑張りぬくことができるのです。
目的や目標はひとそれぞれ異なりますので、何でもかまいません。
「将来、海外を股にかけて仕事がしたい」「英語を使った仕事がしたい」「世界中に友達を作りたい」など、自分なりに目標や目的を定めることが必要です。
「なんとなく留学したいから留学に行ってきた」だと辛い事や悲しい事があった時に途中で挫折してしまい、何も成果が生まれません。
それでは海外で良く見るバックパッカーのようにぶらぶらとのんびり外国を観光しているのと同じになってしまいます。
せっかくお金と時間をかけて留学するのに得ることが無く帰国となったら非常に残念ですよね。
②留学に行くだけで英語は身に付くと勘違いしている人
実はこのように勘違いしている方はたくさんいます。
日本を離れ、海外で生活すると周りは全て英語の世界です。
ですが、その中で生活するだけでが英語が話せるようになるわけではありません。
自分で何もしなくても耳からは英語が常に聞こえてくる生活になるため、それなりに耳は鍛えられますが、自分からアウトプットしないことには英語は上達しないのです。
インプットとアウトプットの両方が英語力上達には必要なのです。
自分からアウトプットするためには英語を勉強しないとできません。
逆に英語の勉強をしていないとアウトプットはできません。
留学に行ったからといって勉強しないで英語力を身に着けるのは不可能です。
海外で生活を送りながら、自ら周囲の外国人とコミュニケーションを取り積極的に行動することで身に付くのです。
③「真面目過ぎる」且つ「内気過ぎる」人
真面目で内気という性格は日本人には非常に多いのですが、真面目も内気も度を過ぎている場合は海外生活には向かないかもしれません。
先程も書きましたが、海外では文化も習慣も日本とは全く違います。
電車やバスが時間通りに来ない、待ち合わせしても時間を守らない、ごみがそこら中に散らかしてある、きちんと道路が整備されていない、外国人は列に並ばないなど、日本とは真逆のことにイラ立ちを覚えることもあるでしょう。
何で時間通りに来ないの!何でこんなに汚いの!と真面目に怒っていては、海外では精神が持ちませんし、それに耐えていかないと海外で生活は成り立ちません。
まさしく「郷に入っては郷に従え」です。
真面目過ぎて日本の考えや習慣に固執しているとどんどん海外での生活がしんどくなってきてしまいます。
日本とは違う習慣や文化も柔軟に受け入れることが大切なのです。
内気な人の場合も同じです。
海外では相手から話かけてくれるということはありません。
自分から積極的に行動しなければいけない場面が多いのです。
こちらから話しかけないと「この日本人は話したくないんだな」と勘違いされます。
どんどん積極的に自ら行動するべきです。
留学中はまず英語力を伸ばすために人とコミュニケーションをたくさん取ることが必須となってきます。
そういった行動は内気な人にとってとても勇気がいることかもしれませんが、留学を経験して内気な方が内気でなくなるということも良くあります。
自ら話しかける、コミュニケーションを頑張って取るという行動を続けるうちに自分にも自信が付き、内気な性格が変わっていくのです。
留学に向く人
それでは反対に留学に向くタイプの人を見てみましょう。
①単純に英語や外国が好き ②好奇心旺盛な人 ③失敗を恐れない人 |
詳しく説明します。
①単純に英語や外国が好き
英語や外国が好きな人には本当に留学をオススメします。
外国が好き、英語が好きというだけで、留学先で生活したり学ぶときに気持ちのモチベーションが高く長く保たれます。
気持ちを保つためには自分が海外で生活しているその環境や状況自体を楽しむことが大事です。
そうなると海外での生活が本当に心から満喫し毎日楽しく充実した日々になります。
海外の文化、習慣を拒絶することなく好きになることでもっと知りたい、もっと学びたいと感じることができるのです。
②好奇心旺盛な人
日本とは異なる文化や習慣を受け入れることができ、それに興味を持ちもっと知りたい勉強したいという好奇心旺盛な人は海外生活の中でもたくさんの発見や得るものがあります。
英語に関しても好奇心を持ち新たに学ぶことを楽しめる人ならどんどん外国人とも繋がることが出来、その人たちとの交流や会話ができることを喜びと感じます。
新たな文化の違いや新たな風習に好奇心を持ち、行動にうつしていくことが出来れば留学は実のあるものになります。
③失敗を恐れない人
失敗するって誰であっても恥ずかしい事ですよね。
それを人に指摘されたり笑われたりするのはもっと嫌と感じてしまいます。
しかし、海外での生活は失敗することの連続です。
語学力不足による英会話の言い間違えや聞き間違え、土地勘の無さからくる場所の間違えや勘違いなど、もう数えきれないほどあります。
そんな時に失敗するのが嫌で恥ずかしいあまり、発言をしなくなってしまったり、行動することをやめたりしていては何も上達しません。
失敗することを恐れず、どんどん会話することで学習していきますし、日本人は英語のネイティブスピーカーではありませんので失敗して当たり前なのです。
海外の方も日本人にそんな完ぺきな英語を求めているわけではありません。
人前で言い間違えることを恐れず、どんどん失敗し、徐々に上手な発音や言い回しができるようになるまで時間がかかるのは当然なのです。
失敗して恥ずかしいという感情は捨ててどんどん失敗して繰り返し学んでいくことが大切です。
留学の向き不向きはあなた次第
いかがでしたでしょうか?
自分はどちらに当てはまるか判明したでしょうか?
不向きの方に自分が該当していると分かった方は「自分は留学はやめた方が良いのかな」と思われると思います。
ですが、「留学に向いていない人」に自分が該当していても留学を諦める必要はありません。
向いていない人のタイプに該当していても、それを自分が意識して改善すれば良いのです。
留学に目標や目的が定まっていない人は目標や目的を今から立てたら良いですし、英語力を付けるために自分も頑張って努力すること、など自分の意識や考え方の持ちようで、向いていない人→向いている人に変わることだって可能なのです。
性格を変えることはすぐには実行できないかもしれませんが、自分の考え次第で少しは変えられると思いませんか?
留学するからと言って、内向的な性格を今すぐに変えなきゃいけないとか、無理して積極的になる必要はありません。
徐々にそうなれば良いのであって、留学経験を通じて自分の考えや想い次第でどうにでもなるのです。
海外で生活をし、留学先の人とコミュニケーションをすると、もっと相手に伝えたいという想いが高まると思います。
そして自分の想いが伝わった時には自信に繋がり、それが内向きな性格を変えてくれるのです。
そういう経験が可能なのは留学なんじゃないでしょうか。
まとめ
結果的に留学が向いている人、向いていない人は一見、性格やタイプで分かれると思われます。
しかし、その性格やタイプは自分の考えや意識次第でどうにでもなり、自分次第で留学が成功するか失敗するかの結果に繋がるのです。
そして、留学して得たいことや目的は人それぞれ異なります。
「ネイティブスピーカー並みに英語がペラペラになりたい」や「海外の大学に進学したい」「日本の一流企業に入りたい」など将来の夢かもしれませんし、あるいは「世界中に友達を作りたい」「自分の性格を変えたい」という方もいるかもしれません。
それはそれで良いのです。
留学の目的は何でも良いので、留学に目標や目的を持ち、それを叶えるために努力を怠らないことが大切なのです。
留学する前から自分は向いてないかな、向いていないかなと考えるのはナンセンスです。
環境や状況が変われば人は変わります。
留学先でどこまで自分が目的を持って頑張れるかが結果を左右するのです。