この度の新型コロナウイルス感染拡大により、世界各国で出入国制限や入国後の制限行動措置などの対策が取られています。
海外留学を予定されていた方や、海外留学の真っ只中で海外に滞在中だった方たちにも多大なる影響が出ていますが、これからいつになったら海外への渡航が出来るようになるのでしょうか。
先日、日本では緊急事態宣言も解除され、徐々に平常の生活が戻りつつありますが、世界では未だに感染拡大している地域もあり、実際に海外留学が今まで通り再開できる日はまだ先の未来になるかもしれません。
そんな中で、
・これからの海外留学の傾向はどうなっていくのか
・渡航が再開できるまでにやるべきこと
をまとめました。
参考にしてみてくださいね。
目次
これからのコロナ時代で海外留学はどのように変わるのか
では、これからコロナ時代の海外留学とはどうなっていくのでしょうか。
大きく分けて3つの増加が予想されると考えます。
1つずつご紹介したいと思います。
その① 海外留学者数の増加
今現在は海外渡航が制限され、海外留学は実際に不可能な状況が続いていますが、海外渡航制限が緩和され海外渡航が可能な状況になれば、海外に留学する人は増加すると考えられます。
今年の春に留学予定をしていた人や留学中だった人たちはストップがかかり、時期をずらして渡航する方がほとんどだと思われます。
実際に過去には2003年のSARSで海外渡航制限がかかった年には翌年の留学者数が増加していました。
今回、ステイホーム中に自分の時間が出来、色々と自分のキャリアや夢、目標などを考えさせられた方もいらっしゃることでしょう。
その中で海外留学を検討し始めた方も多いと思います。
そういったことを踏まえて、来年あたりは海外留学する方が増加すると予想できます。
その② 「オンライン留学」の増加
日本でも、このコロナの感染拡大による休校でオンライン授業が始まった地域や私立学校などがありましたが、まだまだ少数です。
欧米などではオンライン授業が日本よりも進んでおり、今回の休校措置が取られた際にも各学校でオンライン授業が行われていました。
留学生に対しても同じで、日本にいながらにして海外の学校の授業を受けることができるオンラインシステム化は更に進んでいくと予想されます。
そうなると、渡航費用や現地滞在費用が節約できるというメリットもあります。
「英語力をレベルアップしたい」という目的だけであれば、オンライン留学でも事足りてしまうシステムが今後どんどん増えてくるのではないでしょうか。
社会人の方などは日本でお仕事をしながら、空いた時間でオンライン留学が可能になるというケースも可能になります。
オンライン留学が可能なシステムさえ整えば、ますます増加していくでしょう。
その③ 「短期留学」の増加
オンライン留学では海外の学校の授業がパソコンやタブレットで受講でき、勉強することは可能になりますが、やはり実際に海外に渡航して、現地での滞在経験は少なからずとも必要だと考えます。
現地の文化や習慣に触れ、現地の人々と交流し、これからのグローバル時代にはそういった海外経験のある人材が必要となってくるのです。
期間が長くかかる勉強に関してはオンラインで受講し、実際の海外経験は日本の休み期間で短期渡航するというスタイルが増えてくるのではないでしょうか。
短期留学のメリットは誰でも気軽に渡航できるという点です。
長期の留学の場合はたくさんの渡航準備やビザ手続き、学生は日本の学校を休学しなければならなかったり、社会人の方は仕事をやめる必要が出てきます。
しかし、オンライン留学+短期渡航留学では、今の日本での生活スタイルを大幅に崩す事なく実現できるのです。
海外渡航が再開されるまでにやるべき事
コロナがゼロになる時代はいつやってくるか誰にも予想できません。
しかし、海外渡航制限が緩和され、予定通り海外留学が再開できる日は必ずやってきます。
その日がくるまでに準備する事や、やっておくべき事を次はご紹介したいと思います。
その① セミナーやウェブで情報収集をする
まずは、一番大切な事としては情報収集です。
大使館や領事館、移民局では、ビザ申請の受付再開はいつになるのか、それぞれ渡航先の入国制限がどのようになっているのか、入国後の待機措置などはあるのかなど、大切な情報が集められます。
そのような情報は海外留学を予定している方には必ず必要になります。
タイミングを見て何度もチェックするようにしましょう。
またそれ以外にも、留学についてのセミナーや留学が延期になってしまった方の集まりなど、海外留学に関する講義やセミナーが多数あります。
全国どこにいても受講できるようなオンラインセミナーもたくさん開催されていますので、参加して情報を集めるのも手です。
こういったセミナーでは、周りの動向や最近の情報などが分かるのでオススメです。
その② 書類関係の準備(ビザ手続きや学校など)
海外渡航が再開できるようになり、ビザ申請手続きが開始されたらすぐに受付できるように予め申請書類の確認や準備を進めておきましょう。
特に予定していた海外留学の時期がずれてしまい、再開されたらすぐにでも渡航したい方などは予めスケジュールを逆算して、日程に余裕を持った準備をしておくことをオススメします。
現地の学校手続き、学部やコースなどの決定、学費支払い期限、入学申し込み期限から始まり、ビザ申請手続き、現地での滞在先や航空券の確保、保険の手続きなど・・準備することは山ほどあります。
渡航再開ができるようになってからの準備では、実際の出発は遅くなってしまいますので、時間がある今のうちに余裕を持ったスケジュール計画をしておきましょう。
意外と申請書類の準備は時間と手間がかかります。
英文などで記入しないといけないものもありますので、実際の申請までに書類を揃えておくことが大事です。
その③ 語学力を少しでもレベルアップしておく
渡航する前に少しでも英語力をレベルアップしておくと、実際に渡航した際に早くスタートダッシュをきれます。
早く現地での生活や学校生活に慣れることが出来ますし、現地の方とのコミュニケーションも早々にできます。
ワーホリなどで渡航される場合には語学力がアップすれば仕事の可能性も広がりますし、大学進学などで渡航される場合には授業に早くから馴染めます。
最近は日本にある英会話スクールなどでもオンラインレッスンを行っていたり、授業を受講できるようになっていますが、海外の語学学校でもオンラインレッスンを行っている学校が増えています。
海外の語学学校のオンラインレッスンでは、現地の授業のような疑似体験が出来たり、現地の生徒さんと一緒に授業を受けたりできます。
渡航前に基本的な英語力でも最低限身に着けておくと必ず渡航してから早くから役に立ちます。
現地に行ってから一から語学を学ぶよりも、ある程度の語学力がある状況で渡航した方が、希望する条件の仕事に就けたり、学校に入学する前の語学研修を省くことができるのです。
それは、結果的に費用の削減にもなり、時間の短縮にもなります。
オンラインレッスンが増えている今、上手く活用しても良いですね。
まとめ
これからのアフターコロナの時代はコロナ前の時と全く同じようには当分戻らないと予想されます。
そんな新しい時代の中で海外留学はどうなっていくのか、留学を考えている方はどのように対応していったら良いのかを今回はご紹介しました。
実際に渡航ができない今でもやるべき事はたくさんあります。
各個人が今の時代に合った海外留学をこれからは求めていくべきなのかもしれませんね。