将来、海外で働くことに興味がある人はいますか?
海外で働いている日本人と聞くと、
「バリバリに仕事できる人」、「語学堪能で頭がきれる人」
などというイメージを持つと思います。
そんな人達のことを憧れる気持ちはあるけれど、今の自分からはかけ離れ過ぎているような気がしませんか?
でも今現在、海外で働いている日本人のほとんどが最初から語学堪能というわけでもなかったし、バリバリに仕事ができる人でもなかったのです。
皆さん、それぞれのプロセスを経て語学力や今のキャリアを積み重ねて、現在の海外就職に繋がったのです。
最初から特別なスキルを持っていて海外就職した人なんて、ごく僅かなのです。
それでは、海外就職した日本人はどうやって海外で働くチャンスを得たのでしょうか?
将来、海外で働くためにはどのようなプロセスを踏めば良いのでしょうか?
そこで今回は、海外就職する方法の事例5パターンと海外の企業ではどのような人材が求められているかについてをご紹介したいと思います。
将来、海外就職を目指したい方や、海外を拠点に活躍したいと考えている方は参考にしていただけると嬉しいです。
目次
なぜ今、海外就職なのか?
昔に比べて日本人が海外で働くことは決して珍しいことではなくなってきています。
日本にある外資系企業だけでなく、実際に日系企業も海外進出をどんどん進めている状況ですので、海外で働くグローバル人材は今後もっと必要となるでしょう。
上記のデータを見ても分かるように、日本企業もアジア地域を中心に、海外を調達や生産の拠点として視野に入れている企業や、海外市場を顧客相手として販売事業を行っている企業も年々増加しています。
異文化や風習の違う外国人を相手に理解をし、商品を提案したり、製造したりできるグローバル人材が求められているのです。
今年、開催される東京オリンピックもさらにグローバル化に拍車がかかることになるでしょう。
海外就職ではどのような人材が求められているか?
海外の企業では即戦力を求められます。
日本の企業と違い、新人さんを一から丁寧に教えるという概念が無いため、すでにスキルのある即戦力となる人材を採用したがります。
大学で専攻してたいた分野やインターンで経験をした関連の仕事に就くのが一般的です。
ですので、すでにその仕事分野についての知識がある人や若い頃からその分野について学んできた人は海外就職では有利に働きます。
もちろん語学力があるのは大前提の話です。
また、海外で働くには行動力も必要です。
どうしてもスキルや経験を問われるため、社会人経験もない、新卒の日本の大学生を雇ってくれることはまずあり得ません。
海外で就職を考えるなら、学生のうちから海外留学や海外インターンシップなどに参加して経験を積むような行動力が必要です。
海外就職できる事例5パターン
では、海外就職するためにはどのようなプロセスを踏めば良いのでしょうか?
こちらでは実際にある事例を5パターン紹介します。
ワーキングホリデー⇨現地就職
ワーキングホリデーは日本が協定を結んでいる外国に行き、現地で働き、英語を学び、観光もできる制度で約半年~1年間のワーホリビザで海外生活を体験します。
語学を学びながら働くこともできるので、若い学生に大変人気のある制度です。
海外で働けるので、語学や海外の風習・異文化を学ぶことができ、世界中の友達を作ることもできます。
そういう事を含めると、ワーホリはとても良い経験になる制度だと思いますが、海外就職となると話は別です。
ワーホリ制度で働いて、そのまま現地で就職するというケースも中にはありますが、かなり稀です。
実際はワーホリからそのまま現地で就職するのはかなり難しいのが現状です。
ワーホリで言う「働く」ということは、社員でなくアルバイト形態で働くことがほとんどです。
ですので、将来のためにキャリア経験を積むということには繋がりませんし、言ってしまえばバイトでもできる仕事がほとんどです。
現地で就職するためには、経験が必要不可欠なのです。
海外でインターンに参加する ⇨ 現地就職
日本企業ではあまり多くの事例はありませんが、海外ではインターンシップ制度がすごく盛んです。
インターンの経験を経て、そのままそこの企業で就職するというパターンも珍しくありません。
海外の企業では実力主義の世界なので、即戦力のある経験者を好みます。
ですので、全く経験のない業種でヤル気だけをアピールして応募しても難しいです。
インターンシップ制度に参加する側としても、インターンシップによって会社の社風や雰囲気、仕事内容などを知る事ができるというメリットがあります。
いきなり海外の企業に入って、自分がその会社に合わなかった場合のリスクを考えると、この制度はとても良いでしょう。
日本の企業でのインターンは、社員さんとは違う別の研修制度を受けたり、会社見学や現場見学などをしたりするのが一般的で、実務経験を積むというよりは、その会社の事業内容を存分に理解してもらう事を優先されますが、海外のインターンは全く異なり、実際に会社の中に入って社員さんと同じように仕事をするというケースがほとんどです。
その仕事ぶりを買われてそのまま就職につながるケースは海外では非常に多いのです。
海外の大学を卒業⇨現地就職
最近では日本の大学に進学すること以外に、海外の大学に進学するという選択肢も増えてきました。
海外の大学に進学し卒業すると、本物の英語力を身につけることが可能になります。
日本の大学で学ぶ程度の英語では、海外就職にはあまり役に立つとは言えませんが、海外の大学では英語漬けの毎日を送ることになり、英語で授業を受け、英語でディスカッションし、英語でレポートを書き、全て英語でこなす必要があるので、必然的に英語のレベルは相当アップします。
大学に在学中の数年間、そのような毎日を送っていれば、ビジネスレベルの英語も問題なく話せるようになるでしょう。
このレベルになると海外就職には有利に働きます。
また、大学では就職情報もたくさんあります。
日本に住んでいたら手に入りずらい海外就職の情報も、海外の大学に在学中はインターンシップの情報や求人情報も豊富に得ることが可能です。
海外留学で専門スキルを習得 ⇨ 海外就職
語学力+(プラス)専門的なスキルを持った方は日本の就職にも、海外の就職にも非常に有利です。
専門的なスキルとは、
・IT系エンジニア
・デザインやアート系
・音楽
・スポーツ
・通訳
・日本語教師など教育関連
などのことです。
上記に関する職種は海外で需要があります。
最近では語学力+専門スキルを習得するための+αの留学は人気が出てきています。
海外就職するためには、語学力は出来て当然なのですが、専門スキルは有るのと無いのとでは全く印象が違います。
即戦力として見てくれますし、それが自分の武器にもなります。
また、専門スキルがあるとビザ取得も有利に働く場合が多いです。
日本の企業に就職 ⇨ 数年後に海外転勤や駐在員など
日本の企業であっても、海外進出を展開している企業などでは、海外転勤・海外駐在員などという形態で働くこともあります。
所属は日本の企業となるので、何かと安心感もあるでしょう。
ただし、新卒でこの形態で働くことはほとんど無く、ある程度日本の企業での経験を積んだ上での海外転勤や海外駐在員となることがほとんどです。
それほど、海外転勤や海外駐在員の仕事は難しく、ハードなことが多いのです。
また、他の事例と同様、語学力も求められます。
外国人労働者を取りまとめたり、外国人スタッフとコミュニケーションをしたりする能力も必要になってきますので、海外での異文化を理解しながら英語で仕事をするという状況はとても大変と言えるでしょう。
日本の企業で海外勤務の希望を出しても抜擢されるかどうかもわかりませんし、そもそも就職したい外国に行けるとは限りません。
ですので、この方法は確実とは言えないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
現在は日本で就職するのも難しい時代で、海外就職は更に困難を極めます。
海外では日本とは全く別の世界で、生活習慣も違えば、風習も、もちろん言語も違うのです。その土地で仕事に就くというのは並大抵の努力と経験では勝ち取ることができません。
そこにたどり着くまでには、正しいプロセスと準備が必ず必要なのです。
そして、海外就職をする前に働きたいと考えている外国に足を運び、その国の雰囲気を実際に知る事をオススメします。
将来、海外就職で自分がどのようなキャリア経験を積んでいきたいのか、どのような人物像になりたいのか、じっくり考えてこれからのプロセスを歩んでいくことが非常に重要です。
今回の記事でも書きましたが、即戦力と行動力が海外就職の道へと繋がります。
海外留学や海外の大学進学、海外インターンシップに参加するなど、自ら行動を起こして人脈と実力をつけていくことが海外就職への近道となるでしょう。
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