・トライシクル
・ジプニー
・ハバルハバル(バイク)
フィリピンの公用語は英語とタガログ語ですが、わたしのいるセブではビサヤ語(セブアノ)という言語が彼らの第一言語として使われています。大半の人は英語も理解できますが、中には英語が話せない人もいます。タクシーやトライシクルの運転手でも英語が通じない事もありますし、外国人観光客と分かるとぼったくろうとしてくる人も多いので、フィリピンでよく利用されている乗り物と乗る時に使える基本的なビサヤ語をいくつか紹介したいと思います。
トライシクル
トライシクルはバイクの横に箱のような物が付いていて基本的には6〜8人乗れます。時々10人乗れる大きめの物も見かけます。
セブ市内よりもマクタン島での方が見かけることが多いです。私も通学はほぼ毎日トライシクルを利用しています。停留所はなく、運転手さんに行きたい場所の地名やお店の名前を言って、行き先が同じであれば乗ります。
運転手さんの方から「〇〇(目的地)」と言われスムーズに乗れることもありますが、「どこ行きたいの?」と聞かれて値段を指定されたり、パッキャオ又はスペシャルトリップと呼ばれる特別料金を言ってくる人も多いので気をつけましょう。ちなみにパッキャオはフィリピン人の有名なボクシング選手ですがなぜ特別料金のときにそう呼ばれるかは分かりません。笑
基本的には8ペソ(昔は7ペソでしたが一昨年くらいから私の住んでいる地域では8ペソに値上がりしました)からで、少し遠いと10ペソ程する時もあります。数ペソの違いはドライバーによって差があるのであまり怒ったりしないようにしましょう。
トライシクル内に貼ってあった料金表
明らかに高い値段100ペソ(約210円)、200ペソ(約420円)などと多く言われたらそれはぼったくりまたは特別料金です。慣れない方や経験として乗ってみたいという方はスペシャルトリップで少し多めに払い、貸し切りで乗るのも良いかもしれません。
降りる時はLugar lang(ルガーラン)と伝えると止まってくれます。
無言で立ち去るよりありがとうと伝えた方が気持ちが良いですよね。ありがとうはSalamat(サラマッ)と言います。
ジプニー
ジプニーはマクタン島内も走っていますがセブ市内の方がよく見かけられます。マクタン島内からセブ行きのジプニーもあり、Tamiyaと呼ばれるスーパーやレストラン、アウトレットモールなどが入っている場所にジプニーの停留所があり、J center mallまで一本で行けます。
以前セブ市内の大学へ通っていた時はほぼ毎日ジプニーに乗っていました。値段はたったの7ペソ〜(約15円)で乗れます。
行き先はジプニー自体に書いてあり番号によってルートが決まっていますが、たまに運転手が違うルートを走ることもあるので行き先を確認してから乗りましょう。わからない時は近くにいるフィリピン人に「Which jeepney is going to 〇〇? (〇〇に行くにはどのジプニーに乗れば良いですか?)」と聞けば大体の人は教えてくれます。
ジプニーも止まる場所が決まっている訳ではないので降りたいところでルガーランと言うかコインを天井に当てて音を鳴らすか、現地の人だと口でチューチューと言うような音を立てて降りることを知らせます。
ドアや窓は付いていないので、通勤通学ラッシュの渋滞の時間帯は後ろにしがみついて乗ってる人もいます。私の友達もよくしがみついていましたが、危ないので慣れていない日本人はしっかり座ることをおすすめします。
お金を渡すタイミングは特に決まっていないので乗った時でも降りる時でも自分のタイミングで大丈夫です。お金を集める役の人が乗ってる時はその人に、それ以外は運転手に渡します。席が離れていて直接渡せない時は近くにいる乗車客の方に、お願いします Palihug(パリホグ)と言ってお金を運転手さんのところまで届けてもらいます。Palihug plete(パリホグ プリティ)で料金を渡してくださいという意味になります。
後ろの方へ座っていると数人を経由して運転席までたどり着くのでチームワークというか連系感があって最初のうちは楽しんでいました。笑
デザインも様々なジプニーがありボロボロのからかわいいディズニーやキャラクターのジプニーもあります。
ハバルハバル(バイクタクシー)
ハバルハバルと呼ばれるバイクタクシーは渋滞にハマってしまっても車よりスムーズに行けるので急いでいる時は便利です。しかし、日本のように交通ルールを守る人は少ないので事故に遭った時の危険性が高いです。私の友達も以前バイクタクシーに乗っている際事故に遭ってしまい病院へ行っていました。脚が痛々しい事になっていました…。私は幸い、事故に遭ったことはありませんが安全面を考えて最近はもう乗っていません。
値段は完全交渉なので、いかに値切れるかで変わってきますが、3年ほど前に乗っていた頃は近場だと20ペソ、少し離れたところだと50ペソ、渋滞などでどうしてもバイクタクシーが良いと言う時は100ペソくらい払ったこともありました。
トライシクル、ジプニー、ハバルハバル、どの乗り物も決して安全とは言えません。わたしもやれるものは挑戦してみよう!体験してみよう!という性格ですが、最近は安全面やリスクも考えて生活するようになりました。日本では見かけることのないフィリピンならではの乗り物なのでぜひ経験してみるのも良いと思いますが、事故や事件に巻き込まれないよう気をつけましょう。
乗り物に乗る際は、お釣りがない、細かいお金がない!という事もよくあるので、小銭や細かいお金を用意しておくことをおすすめします。
止まってください、降ります
→Lugar lang(ルガーラン)
ありがとう
→Salamat(サラマッ)
(値段が)高過ぎます
→Mahal kaayo(マハル カアヨ)
ゆっくり走ってください
→Hinay hinay lang (ヒナイ ヒナイ ラン)
お願いします
→Palihug(パリホグ)
料金を渡してください
→Palihug ko sa akong plete(パリホグ コ サッ アコング プリティ)
お釣りはありますか?
→Naay Sukli(ナアイ ソクリ)?
Koは”Ako(わたし)”の省略系、akongは”わたしの”という意味で使われます。