みなさんこんにちは!今回は今、私が勉強しているTOEFLについて書こうと思います。
TOEFLはTOEICよりも難しく、またTOEICより細かく判定されます。そもそも留学生はTOEFLを受けなければならないのでしょうか?TOEICではなくTOEFLの理由は何でしょうか?TOEFLは留学だけではなく就職活動にも有効ですがレベルはどれくらいなのでしょうか?
このトリコンチネントディグリープログラムはブリッジプログラムなので入学時にTOEFLを受けなくても大丈夫です。私も昨年、TOEFLを受けずにセブ島で2カ月英語を学んで入学しました。ただ、入学時では免除ですが2年間授業を受けた後、受けなければいけません。いずれにせよ受けなければならないのでタイに帰ることができない今、受けようと思い勉強しています。
TOEFLはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングが各30点で120点が満点です。基本的に80点取れれば十分です。問題数はTOEICより少ない反面、1つ1つの問題が大きく重いです。リーディングはTOEICと形式はあまり変わりません。ただ、TOEFLの方が多様な種の専門用語が多いです。また、英検やセンター試験などで見られるような文中から該当場所を探して同じ意味を持つ文を選ぶという類の問題はほとんどなく、メインアイディア、つまり「文章全体の趣旨」や「この文章の目的」を聞かれる問題が多いです。
リスニングは教授の説明と複数人の会話との主に2種類に分かれます。ただ、TOEICや英検に比べると聞く時間が圧倒的に長いです。英単語や内容のレベルというよりリスニングにおいては聞く量のレベルの差が大きいのでいかに全体のトピックを掴めるかが重要です。
TOEFLの1番の難関はライティングとスピーキングです。前者2つよりもはるかにレベルが高くこの2つのセクションが「TOEFLが難しい」と言われている部分と言って過言ではないでしょう。この2つにはそれぞれ「independent question(単独の問題)」、「integrated question(統合問題)」の2つに分けられます。前者はTOEICや英検と同じ形式のいわばシンプルな問題ではあります。後者がTOEFLならではの問題です。この問題はリーディングとリスニングを含みます。まずリーディングが始まります。その後、それと同じテーマのリスニングが始まります。ただ、お互い着目点が異なっていることや、リスニングで新たな情報が出てきます。その2つを対比しながらライティングとスピーキングをしていきます。どちらもリーディングの方は比較的易しいですが、リスニングはスクリプトを読んだとしても詰まってしまうほど複雑な言い方や難しい単語、イディオムがよく使われます。いかに効率的、合理的なメモを残せるかがカギとなります。ちなみにTOEFL IBTではリーディングはモニターに1度しか表示されませんし、操作できないためリーディングのページは勝手に動いていきます。リーディングの形式はライティングとスピーキングのどちらも同じですがリスニングの形式はライティングでは授業(教授が1人で話している)、スピーキングは会話(複数の人が話している)となっています。いずれにせよこの「integrated question」は高度の英語力と情報処理能力の2つが求められます。確かに大学生は授業中、先生の話をメモし、理解しなければなりません。そのため留学生はTOEFLを求められるのだと思います。それにしてもこの問題の攻略にはかなりの練習が必要となります。実際、現在私も練習中です。
結局のところTOEFLのTOEICや英検と違う部分はパッセージの内容の造形の深さとライティングとスピーキングの「integrated question」だと思います。また、TOEFLには英文法、語彙単独問題はありません。おそらくライティングやスピーキングでその知識は発揮されるはずということだと思います。
★留学コラム★
みなさんこんにちは!今回もTOEFLなどの英語試験での豆知識第2弾を行いたいと思います。そしてまた今回もライティング、スピーキングで気を付けなければならないことをお伝えいたします。
「英語を日本語で勉強するのは限界がある」ということです。以前、私の英語の勉強法についてお話しさせていただいたときに少し触れましたが、私は新しい語彙を学習するときに必ず英英辞典を使用します。もちろん、英和辞典をしないわけではありません。英和辞典は英単語を翻訳し、その概念を教えてくれますのでリーディングやリスニングにおいては問題ありません。ただ、スピーキングやライティングだと、どの場合、どの英単語を使えばいいか分からなくなることがあります。以前も話したように「proper」「apt」「suitable」「right」「appropriate」「precise」は日本語翻訳において全て「適切な」という意味になってしまいます。英和辞典はここまでは教えてくれますがさらに細かいいわゆる「ニュアンス」までは教えてくれません。(もちろん、英和辞典の用例ボタンでニュアンスは掴みやすい場合はよくあります。)
実際に今回の記事でお話しさせて頂いた「integrated question」で見てみましょう!リーディングとリスニングを対比させて書く時、リーディングの内容は「The author mentioned…」、リスニングは「The professor argued…」と書くのが無難です。ここで、間違っても「The author argued…」と書いてはいけません。英和辞典ではどちらも「言及する、主張する」ですが、ニュアンスの違いで間違えてはいけません。「mention」の方が概念は広く「会話や記事などで取り扱う、述べる」となります。一方、「argue」は「論争、反論する」という意味が強く、口頭の発言しか示唆することができないのです。
類義語を学習するとき、是非その違いまで学習できるとスコアアップにつながりますね!