近年、グローバル社会が進む中、「海外留学」は昔のようにエリートで裕福な家庭だけが留学する時代じゃなくなりつつあります。
「海外留学」と一言で言っても、親子留学やシニア留学、高校生留学など、留学の形は多様化してきています。
留学は個人のニーズや目的で選べる時代であり、個人個人によって渡航先も違い、期間もさまざま、目的もさまざまなのが現状です。
まさに個人で留学スタイルを選べる時代となっているのです。
そこで今回は、
・留学目的の多様化
・留学先の多様化
・留学期間の多様化
の3回に分けて現在の留学のスタイルについてご紹介していきたいと思います。
目次
その① 留学目的の多様化
一昔前までは海外留学と言えば外国語を習得するための目的で行く「語学留学」が主流でした。
ですが、現在は単なる語学留学だけではない+αを求めて留学する方が増えてきています。
種類や目的はさまざまでどのような違いがあるのか、または+αで何を学ぶのでしょうか。
語学留学
外国語を習得することが第一の目的で留学するのが語学留学。
まずは最初に留学を検討するきっかけとして「外国語を話せるようになって外国の人々と交流したい」という希望を持たれる方が多いのではないでしょうか。
海外へ留学して生活しながら、現地の語学学校に通い勉強します。
今までは語学留学をする方は高校生や大学生が多い傾向にありましたが、最近では小学生が日本の小学校の夏休み期間を利用して短期で留学したり、定年を迎えた方がゆっくり長期で留学されたりするケースも増えてきています。
近年、海外の語学学校でもさまざまなレベルやカリキュラムが設定されている場合が多く、個人のレベルや希望に合わせてコースを選べたりできます。
【 ホームステイってどんな感じ??? 】 高校生や大学生などの海外留学では現地の家庭でホームステイするケースが多いです。 一緒に現地の家族と過ごすことで帰宅後も外国語の中で過ごすので、語学の上達も早くなります。 外国の文化や生活環境などに直接触れられるので、日本ではなかなか味わう事のできない体験ができます。 家族ではない人と家族のように生活を共にするため、息苦しく感じる場合がありますが、たいていは個室を与えられるのでプライベートは守られます。 一緒に生活する事で第2の故郷のように感じられ、日本へ帰国後もずっと連絡を取り合うような関係が築くことが出来たりします。 |
海外インターンシップ
海外インターンシップとは、外資系企業への就職を目指す大学生や海外企業で働きたい社会人・大学生の方が休み期間を利用して海外へ留学し、現地の企業で研修生としてお仕事体験ができるプログラムです。
エアライン系への就職を目指す方や外資系企業や外資系ホテルなどへの就職や転職を目指す方、起業を目指す方などが多く参加されるケースが多いです。
生きた英語の中でのお仕事はもちろん、日本の企業とは違うビジネスマナーや文化、仕事に対する概念など、普通では経験できないようなビジネスシーンの場で学ぶことができます。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは、海外へ留学し現地でお仕事をしながら滞在費用を補って生活するプログラムです。
渡航先はカナダ・オーストラリアなどが人気で、現在ではワーキングホリデー可能な国は20以上あります。
ワーキングホリデーの最大の特徴は語学学校にも通いながらお仕事できるというスタイルです。
ワーキングホリデーに参加するには、渡航先によってさまざまな条件が設定されています。
年齢制限もその一つで社会人の方は注30歳までや35歳までと国よって条件が異なるので注意が必要です。
キャリアアップを目指す方やビジネススキルを学びたい方にはワーキングホリデーはあまり向きません。
海外を舞台に学べる!海外での大学・大学院進学
近年、今後ますます進むであろうグローバル化社会で活躍すべく、海外での進学を目指す方が増えてきています。
進学を目指す若者の中には目的や将来への希望なども人によってさまざまになってきているため、勉強したい分野や学部が海外にしかなかったり、海外での大学生活で語学はもちろん海外での人脈を作って将来に繋げたいと考えて海外へ進学される人もいます。
海外の大学や大学院で学ぶことでレベルの高い英語力が身に付くだけでなく、実用的で生きた語学力、高いコミュニケーション能力、そして何より広いグローバルな視野を持つことができます。
【 タイでアメリカの大学に通うことができる??? 】 タイ・バンコクにあるアメリカの大学はご存知でしょうか? 「タイにあるアメリカの大学」はアメリカ・テキサス州にあるラマー大学とタイ・バンコクにあるサイアムテクノロジー大学の提携により、卒業時にはタイ国・米国の大学卒業学位と英国のNVQ国家認定資格Level5の3つの資格が全て一度に取れる海外大学留学プログラムです。 1.日本の大学進学費用で海外大学への留学が可能 2.出願に英語スコアが不要 3.評定平均値2.5で合格が可能 などの特徴があります。 従来の海外大学への入学に比べて圧倒的に費用が安く、英語スコアなどの留学前に要求する条件が低いので、日本の大学に進学と同様に進学することが可能です。 授業は完全に英語のみで行われ、アメリカ・中国・ASEAN各国など世界各国から集まる学生とともに学習します。タイ・バンコクで日常生活を送ることになりますが、成長著しいASEANの中心地であり本物のグローバルを経験することができます。 |
おけいこ留学・趣味留学
サッカー留学やダンス留学などのスポーツ留学や音楽や芸術文化を学ぶ留学の「おけいこ留学」。
または好きなことをもっと極めたい、海外で趣味を広げ深めたいを実現するための「趣味留学」。
語学も学びながら本場の地でレッスンを受けることができるので、若い学生からシニア世代まで幅広い方が留学されています。
短期間のレッスン体験をはじめ、長期間にわたって資格取得までをサポートしてくれる学校もあります。
語学を学ぶための勉強だけでなく、趣味やスポーツなども一緒に学ぶため、「体験で少し留学を経験してみたい」「本場のレッスンを旅行の延長で受けてみたい」と考えている方には向いています。
海外ボランティア
海外ボランティアとは、その名の通り外国でボランティア活動に参加するプログラムのことです。
幼児教育や医療、福祉、環境など、たくさんの種類のボランティア活動があり渡航先もさまざまです。
ボランティア活動に参加しながら語学力も磨けるので、若い学生からシニア世代まで幅広い年齢層の方が参加されています。
期間も1週間などの短期から数カ月にわたる長期までありますので多数あるボランティア活動から自分に合ったプログラムを選ぶことができます。
まとめ
「海外留学」は、個人のニーズや目的で選べる時代になっていますね。
語学だけの目的ではなく、仕事、趣味、ボランティア、または本格的な進学先として「海外留学」が選択できる時代になっています。
まさに個人で留学スタイルを選べる時代となっているのです。
次回は、留学先の多様化について、最近のトレンドをお伝えしていきます。
「いきなり留学」で人生を変える。 タイにあるアメリカの大学(トリコンチネントディグリープログラム) |